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リョーコの手作りブログへようこそ!
2018/4/15(日) スズメバチに刺された
おとといの昼、出かける前に洗濯物を干していたときのこと。
濡れたタオルを5枚ほど肘にかけたまま、洗濯物干しから乾いたタオルをはずして、タンスに入れようと歩いていた。左足を床につけた瞬間、足の甲に激痛が走った。焼けるように熱い、鋭く激しい神経痛である。

実は、朝のごろごろストレッチのとき、足首から指先までつりそうに凝っていたので、『あとでカマヤミニをしなくちゃな』と思っていたのである。
『それが激痛にまで発展したなんて、私もトシだなあ・・・』と、ちょっと絶望的な気持ちになった。

『でも、待てよ。神経痛のような激痛だし、妙だな・・・』と、足元を見たら、4センチぐらいの茶色の虫が、私の足に食らいついているのが見えた。
あわてて、虫を手で払った。
羽が生えて腰のくびれた茶色い虫が、ヨタヨタと歩いて行く。

『スズメバチだ!』と、直感した。百聞は一見にしかず、だ。
動きは鈍い。ハエたたきを取りにいこうかと思ったけど、その間に逃げられてしまうかもしれない。叩き損なって、恨まれて、逆襲をくらう可能性もある。

持っていた濡れタオルの束を、スズメバチの上にドサッとのせた。タオルの山の上から両手でギュッギュッと圧迫した。圧死を狙ったのだが、とりあえず、これなら逃げられないだろう。
足の治療が優先と思った。

瀉血の道具を取りに行って、プツプツプツっと4ヶ所ぐらいに穴をあけた。まあるい血が染み出てくる。軽く圧迫して、ティシュで血を吸い取った。
どんどん腫れが広がって行くので、次から次へと穴をあけ、血を絞り出した。中指と薬指の根元辺りを刺されたので、指先からも血を抜いた。

30分以上も、血を抜きつづけたら、腫れの勢いがおさまっていった。
パソコンを取りに行き、対策法をネットで調べながら、しつこく血を抜いた。刺されてから1時間もたっていた。

鍼学校で、「抗原抗体反応」のことを習ったとき、教科書にスズメバチが例として取り上げられていた。
1回なら大丈夫。そのときにスズメバチの毒素に対して抗体ができる。
2回目に刺されるときが危ない。毒素という「抗原」が入ると、体内で大量の「抗体」が一気に産生される。その反応の激しさで人が死ぬのだそうだ。
アナフィラキシー・ショックと呼ばれる、アレルギー反応だそうだ。

ネットを見ているうちに、なんだかクラクラしてきた。
元気に血抜きができたんだし、吐き気もない。アナフィラキシー・ショックではなく、たぶん精神的ショックだろうな・・・

種類は何だろう?
『濡れタオルぐらいで死なないだろうな・・・』と思いながら、タオルをめくって、スズメバチの様子を見た。
モソモソと動いている。腹部の黄色い縞模様をチラリと見て、またすぐにタオルをかけ、ぐるぐるに巻いて丸めた。逃げられたら困るもの。

どうやったら殺せるだろう?
タオルは柔らかいクッションの働きをするから、押しつぶしても死なないだろう。
とりあえず、窒息死を狙って、タオルごと、ビニール袋2枚でくるんだ。

隣のおじさんに電話をした。
うちの団地には、作業着を着て、木の剪定など、環境の美化のためにボランティア活動をしているおじさんがたくさんいるのだけど、彼もそのひとり。
親切で真面目で働き者で、とても信頼のおける人である。

彼が言うには、団地にはスズメバチの巣はないそうである。活動を開始するのが7月ぐらいからなので、たぶん、1匹だけ。洗濯物にくっついて入り込んできたのだろう、とのことである。
家の天井、ベランダの天井を見たけど、巣らしきものはない。

どうしようかな・・・病院へ行こうかな・・・

ちょうど昼休みの時間帯である。一応、皮膚科に電話をしてみたけど、慈恵や杏林などの大きい病院に行くようにとアドバイスをされた。
それも面倒である。待ち時間が長いし、予約の患者さんに断りの連絡をしなくちゃならない。

患部を見ると、ほとんど腫れていない。ヒリヒリ、ビリビリ、皮膚が痛いけど、なんとか歩けそうである。
薬箱の中を探して、(捨てようと思っていた)ステロイド軟こうを塗布し、絆創膏で覆って、仕事に出かけた。

途中でパン屋さんに寄ったんだけど、ティラをバイクの籠に入れるときに、『刺されたのがティラじゃなくて、私でよかった~』と心底、安堵した。
小さいから心配だし、毛むくじゃらだから血抜きもできない。ティラが刺されてギャインギャインと走って逃げたら、犯人を見つけられなかったかも。そしたら原因もわからない。
大慌てで獣医さんに駆け込んでも、どうしようもなかったかもしれない。

「さっき、スズメバチに刺されちゃって」と、来る人来る人に話をした。
2人目の患者さんが、「私も刺されたことがあるのよ」と言う。
刺された患者さんが誰かいたはず・・・とは思っていたが、「あなただったのね!」と、やっと記憶が蘇ってきた。
(トシを取ると、同じ話を2回ぐらい聞かないと、頭に定着しない)

彼女が言うには、私を刺したのは、女王蜂だろうとのこと。
この時期、女王蜂が単独で、巣を作れる場所を探しているんだって。
巣を作って卵を産んだあとは、生まれた子どもが働き蜂になって、巣を大きくしていく。7月ぐらいから9月ぐらいが絶頂期なのだそうだ。

女王蜂は身体が大きく、卵を抱えて重いので、動きが鈍いのだそうだ。
だから、飛ぶことができずに、ヨタヨタ歩きで逃げたんだね。

彼女は山歩きが好きである。仲間とともにつり橋で刺され、救急車で病院に運ばれた。すごい腫れと痛みが数ヶ月つづいたそうである。
それ以来、山に行くときは血抜きの注射針を携帯していくんだって。

その後、マンションでまたスズメバチに襲われかかったけど、難を逃れた。それ以来、ベランダにスズメバチの捕獲容器をぶら下げているのだそうだ。
この時期に女王蜂を1匹捕まえれば、巣を1個駆除したのと同じ効果らしい。私って、すごい社会奉仕したんだね!(笑)

患者さんたちが、「そんなに歩けるんだから大丈夫」と言う。仕事をしているうちにどんどん痛みが消えていった。
帰る前に、押して痛いところに3ヶ所、透熱灸をした。熱さを感じるまで、かなり時間がかかった。何十壮もお灸を重ねた。

あれ~?、なんだか軽いぞ~~

家に帰ってから、バレーボールぐらいの巨大なタオルの塊をビニール袋から取り出して、水を入れたバケツに突っ込んだ。
ポプラが、「虫なんて、それぐらいじゃ死なないだろう~」と言うので、怖くなって、バケツの上をビニールで覆って、しっかり封印をした。

次の朝、ここに載せる写真に撮るために、バケツの中からスズメバチを取り出すことにした。用心に、冷凍スプレーをそばに置いた。もしも生きていたら、一瞬で虫を凍らせることができる。

『うっ、気持ち悪~い』と後悔した。変な気を起こさずに、タオルごと捨ててしまえばよかった。
バケツの中から、1枚1枚タオルを広げて取り出したら、水の中にプカプカと浮いているスズメバチの死体が見えた。
気持ち悪いけど、カシャッと写真に撮った。でも、患者さんに反対されたので、写真は消しちゃった。

次の日には、刺されたことを忘れるぐらいになった。皮膚は内出血で青くなっているし、針の穴の痕だらけで汚いけど、ぜんぜん腫れてもいないし、痛みもない。
応急処置が功を奏したね~。

1か月以上たったら、スズメバチの抗体を持っているかの血液検査に行くつもり。もしも抗体を持っていたら、次に刺されるときは、アナフィラキシー・ショックを起こして50分で死ぬらしい。すぐに救急車を呼ばなくちゃ。

やれやれ。。。

自宅でスズメバチに刺されるなんて、難しい時代になったものである。
2018/4/7(土) 強風の中でテニス
水曜日のDさんの練習会でのこと。最後のゲーム練習のときは、小さな椅子にのせたボール籠を、センターの後方に置いて行う。

センターに深いロブが飛んできた。ゆうゆう間に合って取りに行ったんだけど、意外と高く弾んで伸びていく。
2・3歩下がったところで、置いてあったボール籠にぶつかった。そのまま籠に坐るような状態になって、椅子ごと後方に倒れて行った。
お尻がすっぽりハマったままなので、身動きもできず、手も使えず、受身も取れない。どっか~んと、コートに後頭部をぶつけた。

後頭部を打ったのは初めてである。首を起こして衝撃をさける努力はしたけど、とっても不快な鈍痛で、しばらくコートに寝転がっていた。
みなさんが近づいてきたけど、誰も同情してくれない。
「たいした高さじゃない」し、「ド~ンという音も聞こえなかった」、でも「頭を打ったあとは、安静にしたほうがいい」と言われた。

しばらく休んでから、ひとりでサーブ練習をした。なんだか頭痛がしてきたので、ゲームに入らず、ティラを連れに戻ってから仕事場に行った。

かなり手こずる患者さんたちの治療の合間に、パソコンに向かって頭を使いつづけていたら、頭がくらくらしてきた。
脳を使いすぎて、脳に血液が集まっていったんだね。激しい運動も要注意だけど、頭の使いすぎも要注意だね。
ベッドに横たわって自分で経絡治療をしたら、とりあえず頭がすっきりした。

でも、後遺症が心配である。次の日のテニスも控えめにした。その次の日はシングルスのラウンドロビンの予定だったんだけど、また延期することにした。

試合のために昼間の時間を空けてあったので、友人と待ち合わせて、テニスクラブにでかけた。すごい強風だったから、待ち合わせてなかったら行くのを断念したと思う。
試合の延期は正解だった。こんな風じゃあ、身体がボロボロになっただろう。

テニスクラブはがらがらである。
フロントの話では、「みなさん、来るには来たんですけど、もうダメだねなどと話しながら、早めにお帰りになりました」とのことである。

「やってくれる人、見つかるかしらね」と2人で話していたら、向こうから男性と女性が歩いてきた。人がいないので、コートから戻って来たんだって。
それで、4人でゲームをすることになった。

珍プレーの連続になった。ボールが空中でフラフラ揺れる。ときにはゴワ~ンと流される。空中で押し戻され、弾んでからまた戻る。風上のほうが難しかった。

サーブは全部アンダーのスライスサーブにした。トスを上げる必要がないので打ちやすいし、ボールが風に流されて、変な具合に曲がってくれる。
久しぶりに打ったので、回転もコースもイマイチだったけど、なんとかサービスコートに落ちてくれた。

私は風下のほうが得意だった。風に乗ってボールが伸びてくるので、逆に打ちやすい。しかも、思いっきり打てる。『アウトだろう』とウォッチされても、風で戻って、すべて『イン』になってくれる。
最近は、ゆるいボールもけっこう打ち込めるようになったんだよ。

風上に慣れるのには時間がかかった。
うっかり強打すると大きくアウトしてしまう。揺れるボールに合わせて、欲を出さずに優しく送るようにしたら、なんとかコートに収まるようになった。

あとから女性2人がやってきて、合計3セット。
勝敗にはこだわれない。「ひどいテニスだけど、ちょっとでも身体を動かせてよかったね~」などと言いながら、なごやかに遊んだ。

強風にあおられてのテニスは足腰に来る。いきなり曲がったりするので、あわてて身体を反転させたり。変なボールを追いかけて走りに走らなくちゃならない。
首と肩肋間筋も、バリバリに凝ってしまった。この間の後頭部打撲で、軽いムチウチもあったのかもしれない。

仕事のあと、またベッドに横たわって、経絡治療プラスで自分でハリを打った。
ずっと治療をしてくれたSさんを解任したので、かかりつけ鍼灸師を見つけるまで、自分でなんとかしなくちゃならない。

経絡治療とスポーツ鍼を両方やってくれる人、誰かいませんか~?
2018/3/30(金)
[本]スイート・ポイズン
-本当は恐ろしい人工甘味料「アスパルテーム」の話-
イサベルの本を借りに図書館に行って、「スイート・ポイズン sweet poison」(東洋経済新聞社)を見つけた。副題は「本当は恐ろしい人工甘味料『アスパルテーム』の話」である。
日本での商品名は「パル・スイート」で、最近、コマーシャルが流れてる。

アスパルテームは、ひとりの人生を闇に落とすだけでなく、その家族や友人をも苦しめ、ときには大量殺人を引き起こすこともある。
以前にも、「自閉症だった私へ」の著者、ドナ・ウィリアムズからの転送メールをブログ(2009/5/14)で紹介し、アスパルテームの害について伝えたんだけど、新しい情報がいろいろ加わっていた。

本の冒頭は、著者のジャネット・スター・ハルが、アスパルテームのせいでこうむった様々な体調不良に悩まされた体験からはじまっている。

ジャネットは、3人の男の子を育てながら、週6日エアロビクスを教え、大学で地理学の非常勤講師をするスーパーウーマンである。
35年間、完璧な健康を謳歌していたジャネットが、ダイエット食品を食べるようになって1年間で、生命も家庭も崩壊寸前になるほどの危機にみまわれた。

まず、しつこくて激しい頭痛に悩まされるようになった。体重がどんどん増加し、みっともないおでぶになってしまった。
ついで、目の不調、気分の変動、うつ状態、不眠、抜け毛、月経前困難症、喘息、眼球突出、爪の剥離と、次から次へと異常状態に襲われた。
医師に診てもらっても、身体のどこにも異常が見つからなかった。

ある日の明け方の4時、あまりの苦しさに目が覚めた。大量の冷や汗と悪寒、心臓がバクバクしていて、心拍数が180もあった。
あわてて救急病院に駆け込み、そのまま入院になった。心拍数の高さ、眼球突出、高血圧、高脂血症の症状から、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)と診断された。

医師は「そのままでは長くは生きられない」と言う。手術で甲状腺を摘出する方法もあるが、放射性ヨウ素を飲んで、甲状腺を永久に破壊する治療をすすめられた。

でも、甲状腺機能が昂進すると激ヤセするはずが、逆に15キロも太ってしまったジャネットは、その診断に納得ができない。
自分の甲状腺を破壊するなんて絶対に嫌だ。そのうえ、生涯ホルモン剤を飲みつづけなければいけない。
「検討します」と言って退院したジャネットは、自分の病気の原因は化学物質にあるのではないかと疑った。

家においてあるダイエット食品や飲料を調べて、アスパルテームに気がついた。体調不良のすべてが、アスパルテームを含んだ食品を摂取するようになってから起こっていたのである。

アスパルテームをやめた直後に頭痛がなくなった。体調がどんどん良くなっていき、1ヶ月後、医師の処方した薬を一切飲まなかったのに、甲状腺の数値も平常にもどったのである。

それからのジャネットは、アスパルテームに関する情報を鬼のように調べはじめ、シンポジウムを開くまでになった。

まず、アスパルテームは肥満の原因になる。
アスパルテームは砂糖の180倍の甘さがある。栄養はないのでカロリーゼロ、それなのにどうして太っていくのだろう?

アスパルテームが口に入ると、舌の味雷で「甘さ」を感じる。その情報がすい臓に伝えられ、すい臓が大量のインシュリンを産生する。
でも、糖分はやって来ない。血糖値ががくんと下がり、低血糖になる。お腹がすいてたまらなくなり、食欲が増進してよけいに食べてしまう。
そのうえ、急激な低血糖は意識混濁を引き起こすこともある。

アスパルテーム(=パルスイート)は、フェニルアラニン、アスパラギン酸、メチルアルコールの、主に3つの化学物質で作られている。
体内に入るとすぐにアスパルテームは分解され、それぞれの化学物質が自由になり、単独で行動するようになる。

タンパク質はアミノ酸で構成されている。自然界ではさまざまなアミノ酸が、数百、数千個が結合した状態で存在している。
単独で行動するアミノ酸は「フリーラジカル」と呼ばれる。「自由に」行動する「過激分子」という意味で、体内のどこでも自由に動き回り破壊行動をする。
脳は血液脳関門(BBB)で守られていて、有害物質が脳に進入できない仕組みになっているが、その関所をもやすやすと通過してしまう。

50%を占めるフェニルアラニンは必須アミノ酸のひとつで、脳に直接入り込んでいく。妊娠中の女性が摂取すると、胎児の脳に作用し、脳機能の低下を引き起こし、生まれた子どもが精神遅滞をおこす可能性があるそうだ。

40%を占めるアスパラギン酸も必須アミノ酸のひとつである。過剰になるとホルモン異常をおこすことがある。神経毒性があるという報告もある。

10%を占めるのはメタノール(メチルアルコール)で、視神経の損傷や網膜はく離を引き起こす。戦後すぐの物のない時代に、酒好きが、お酒欲しさにメチルアルコールを飲んで、そのために「目がつぶれた」人が続出したというのは有名な話である。
ホルムアルデヒドの前駆体で、体内に入ると防腐剤ホルマリンに変化する、とてつもなく危険な薬物なのだ。

H.J.ロバーツ医学博士が、パイロットやドライバーの過失とアスパルテームを結びつける報告の数が増えていると指摘している。
あるパイロットが夜のフライトの前に、人工甘味料入りのココアを2杯飲んだそうだ。目がかすんで計器が読めなくなり、混乱状態におちいって、あわや墜落の危機に遭遇したそうだ。

大量のアスパルテームを摂取すると、脳内の化学物質のバランスが崩れ、多くの人がてんかん性発作をおこしやすくなるそうだ。
パイロットは、アルコールやドラッグ、市販薬や処方薬などの厳しい統制化におかれているが、アスパルテームは食品なのでなんの規制もない。

フライトの前にダイエットソーダを飲んで、操縦中に意識喪失をおこせば、乗客乗員の命も失われる恐れがある。
そのパイロットは2度と飛行機を操縦させてもらえなくなり、個人のキャリアにとって痛恨の事態になる。

アスパルテームが引き起こす障害は、なんと92種類もあり、死者も出ている。
それらはすべてFDA(アメリカ食品医薬品局)に報告されているが、いまだに何の対処もされていない。もちろん、日本も同様である。

缶コーヒーなどの飲料に「アセルスファムK」という人工甘味料が入っていることがある。砂糖の200倍の甘さがあるそうだが、アスパルテーム同様、かえって肥満の原因になるし、害も押して知るべしである。

本当に恐ろしい話である。
みなさん、市販のものを買うときは、添加物のチェックをお忘れなく!
2018/3/21(水) 新しい合言葉は「サッ、ピュ~ン」
やっとぎっくり腰が治って、さあ~やるぞ!とはりきっていたのに、雨で思うようにテニスができない日がつづいている。
休んでいる間に、体力も筋力も落ちてしまい、なんだか自信がない。
「絶好調」だった頃に思いついたことをあれこれ試したいんだけど、とりあえずは「復活」することを目標にボチボチはじめている。

さあ、久しぶりのダブルスゲーム。コートに立って、『どうすればいいんだっけ?』と、オタオタ。テニスを忘れちゃってる。

『どこに打っていいのかわからないよ~~』

・・・そうだ、ストロークの調整のために、ラリーをつなぐことからはじめよう。得意なボールで、自分のパターンを思い出そう・・・

『あれ、相手が2人とも前に出てきたぞ!』

・・・こういうときは、足元に落とすか、ロブを上げるかだったな。とりあえず、思いっきり回転をかけて、相手が打ちにくいボールを送って、それから考えよう・・・

『思った方向にボールが飛んでいかないよ~~』

・・・そうだ、そうだ。自分の打ちたい方向に身体が開いてしまう、悪いクセが出ちゃってる。打つ方向と逆を向いて、背中で打つんだった・・・

『サーブレシーブのタイミングが合わないよ~~』

・・・そうだ、「サ・サ~」で打つんだった。速いサーブは難しいから、欲を出さずに合わせて返す。ゆるいサーブは、打ち込む練習をしよう・・・

『あっ!スマッシュの練習球が飛んできたぞ!』

・・・大丈夫かな、大丈夫かな・・・あ、やっぱり失敗しちゃった・・・そうだった、最初のうちは合わせて返して、慣れてきたら打ち込むんだった・・・しかも、1球目のボールは難しいから、とりあえず深くつなぐんだった・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
コートの上でブツブツつぶやく私である。苦労しているんだよ~~

週に2・3回、1日に2・3時間しかできないので、なかなかテニスを思い出せない。でも、このぐらいの運動量だと、身体への負担は少ないみたい。
腰も足も、今のところ何の問題もない。

この程度が健康への道かもしれないが、シングルスの試合に出るなら、ハードなテニスに耐える身体を作らなくちゃならない。
・・・そうあせっても、今日はなんと朝から雪である。

Cさんのレッスンのとき、「もっと、ビュンとボールに回転をかけろ」と言われた。
腕をダラダラ、ラケットをダラダラ回さずに、インパクトの瞬間に、ビュッとヘッドを返して、鋭くラケットを振るようにというアドバイスである。

それで、新しい合言葉を思いついた。
「サ、サ~」から、「サッ、ピュ~ン」に変えてみたのである。「ビュン」じゃなくて「ピュン」だよ。
Cさんの言うのは「B」だけど、私のは「P」。筋力が違うからね。あんまり力むと手首を壊してしまうから、控えめな表現にした。

おばさんの女ダブに入ってみたら、あれあれ?相手が打ちにくそう。ボールの回転量が増して、けっこう弾むらしい。
女性は回転系のボールに弱いから、想像以上に有効のようである。思わぬ短い返球に、逆にポイントを取られたりすることもあるけど。(笑)

おじさんの中に入ってのゲームでは、みなさん回転系のボールを打ってくる。
バシ~ンと強いボールだと、当てるだけでもバシ~ンと返球できる。
男性はゆるいボールが苦手だから、ときどきゆるくて深いムーンボールを打つと、けっこうミスしてくれたりする。(笑)

力が抜けると、逆にいいテニスができることもあるが・・・

久しぶりにやってみたら、あちらこちら、難題だらけなのである。
ボレーのフォームが間違っていた。スマッシュは打ち方を忘れたままである。サーブはまた入ったり、入らなかったりで、フォームの安定が遠のいちゃった。

はやくお天気にな~れ~~
2018/3/6(火) [映]チリ33人、希望の軌跡
2010年、南米チリで金鉱の崩落事故が起こり、世界中の注目を浴びた。日本でも話題になって、救出作戦の経過が連日報道されたので、覚えている人も多いと思う。
当時、私もハラハラしながら行方を見守ったのだが、それを映画化したのが「チリ33人、希望の軌跡」で、監督はパトリシア・リゲンである。

チリのサンホセ鉱山は、100年以上もつづいた歴史があるそうだ。
8月5日、いつものようににぎやかに、作業員たちがトラックの荷台に乗って、地下700メートルの採掘現場に下りていった。

作業中に、いきなり大規模な落盤が起こった。「上から落ちて来ているから、上に行ってはダメだ!」と声をかけ合いながら、ゴロゴロと大岩が転がり落ちる中、地底の避難所に命からがら逃げ込んだ。
落盤が一段落し、暗闇の中で目覚めた男たち。1人、2人と人数を確認したら、33人全員がそこにいた。怪我をしている人もいたけど、命に別状はない。

食料が備蓄されているはず・・・と蓋を開けたら、3日分の食料しか用意されていなかった。避難梯子も途中までで終わっている。

やけになる者もいた。俺たちはこのまま死ぬんだ・・・
でも、リーダーのマリオ(アントニオ・バンデラス)はあきらめない。生き延びるための最低限の水と食料をみんなで分け合い、救出を待とうと仲間を説得した。

救出のためのドリルの音もなく、あたりはシーンと静まり返ったままである。
どうせ誰も助けに来ない、このまま生き埋めだ・・・そう思いながらも、みんなマリオの提案に従って、食料箱の鍵を彼に預けた。

地上では鉱夫たちの家族が次々に駆けつけて来ていた。「なんで、何もしないの?」「なんで、助けようとしないの?」と、大騒ぎになった。
見張りの職員は、フェンスを閉めて、家族を追い払おうとする。どうせ助からない、みんな死んでいるんだからと、そのまま放置しておくつもりだった。

大統領に報告が行った。鉱山大臣ゴルボルン(ロドリゴ・サントロ)が、いそいで現地に飛んだ。マスコミも大勢やってきた。
まず、ドリルで穴を掘り、生存者がいるかどうか確認しなければならない。
ドリルの音を聞いて、地底の33人は驚喜する。

だけど、岩盤に穴を開けながら、地中をすすんで避難所にたどりつくのは想像以上に難しいことなのだそうだ。
岩の中の密度が異なっているので、700メートルも進むうちに、コースが逸れてしまう。何回やっても、ドリルは避難所に到達しない。

地底では、あきらめない男、マリオが指揮を取る。地上では、やはりあきらめない男ゴルボルンが指揮を取る。
そして、絶対にあきらめない家族たちがいて、現場を立ち去ろうとしない。フェンスの外にテントを張って、大人も子どもも一緒になって、自炊しながら男たちの生還を待つ。

2週間以上たって、やっとドリルが避難所にたどり着いた。食料が切れたのと同時で、ギリギリのタイミングだった。地下でも地上でも大喝采である。細い穴を通して、ついに地底に水と食料が届けられた。

人間を救出できる大きさの太い穴を掘りあげるまで、また数十日を要した。作業員たちは69日間も閉じ込められたことになる。
実話だから結果を知っているのだけど、見ている間もハラハラ、ドキドキ。ついに全員救出されたときは、心の底から感動した。

映画の最後に本人たちが登場、33人が輪になって立っている。そのシーンが一番感動的だった。
ひとりひとり紹介されるのだが、命がけで地下の坑道で働く「荒くれ男」たち・・・と思いきや、あれあれ・・・?
どの人もどの人も、みんなニコニコと穏やかな笑顔で、いかにも優しそうな人柄がオーラになってにじみ出ているのである。
こういう仲間たちだから、壮絶な状況下でも、お互いに思いやりを失わず、助け合い、励ましあって生き延びられたんだろうな。

私のぎっくり腰のほうは、テニスをやるのに支障はない程度になった。
でも、まだまだ腰の芯の硬さが抜け切っていない。右の太ももの付け根、坐骨結石からハムストリングスへの硬さも残っている。

連日の雨でなかなか思うようにテニスに行けないから、休養しながら、治療しながら、パーフェクトに持っていこうと思っている。
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